小学生でも歯周病になるって本当?子どもの歯周病について
こんにちは。
浦安の歯医者「MOMO DENTAL CLINIC」です。
歯周病は国民病とよばれるほど、多くの人が抱えるお口の病気です。
年齢を重ねるとともに、発症する方の割合は増加することから、ミドル世代以降の病気と思われがちですが、子どもでも歯周病を発症することがあります。
2022年の歯科疾患実態調査では、5〜9歳の4.2%の方が「歯磨きをすると血が出る」、10〜14歳の0.9%の方が「歯ぐきが腫れている」と回答しています。
お子さんの歯を歯周病から守るためにも、子どもの歯周病についてお話しします。
参考:厚生労働省「令和4年歯科疾患実態調査結果の概要」p28 >
子どもの歯周病の特徴について
子どもの歯周病は、原因によっていくつかの種類に分けられます。
それぞれ原因や歯周病になるタイミングが異なりますので、お子様の歯周病予防の参考になさってください。
・不潔性歯肉炎
歯磨きが適切に行われていないときに、発症する歯肉炎です。
汚れをしっかりと落とすことで、症状が改善します。
・萌出性歯肉炎
永久歯が生えるタイミングで、一時的に歯ぐきが腫れます。
歯が生え揃うと、症状が落ち着くケースが多くみられます。
・思春期性歯肉炎
女性ホルモンのバランスが崩れるなど、思春期のホルモン分泌の影響を受けやすい歯肉炎です。
10〜15歳で発症することが多く、日々の歯磨きや生活習慣の見直しで改善されます。
・侵襲性歯周炎
10代前半から30代にかけて発症する歯周炎で、前歯と第一大臼歯周辺に起こることが多く、急速に進行するのが特徴です。
あっという間に顎の骨を溶かす恐れがありますので、できるだけ早く発見して進行を食い止める必要があります。
家族内で同じ症状が出るケースがあることから、遺伝的な要因が関連しているとされています。
ご家族で歯周病の方がいらっしゃる場合は、症状が出る前から歯科でチェックを受けることが大切です。
子どもの歯周病は歯科と一緒に予防しましょう
子どもの歯周病は、大人と同様に、適切なケアで予防できます。
歯周病の原因となる歯垢を、お口の中に残さないように、しっかり歯を磨きましょう。
また、ご家庭の歯磨きだけでは、すべての汚れを落とすことはできませんので、定期的に歯科でクリーニングを受けることで予防効果が高まります。
東西線「浦安駅」徒歩3分の「MOMO DENTAL CLINIC」では、お子様のお口の状態に合わせた、歯磨きの方法やデンタルケア製品の選び方をアドバイスしますので、毎日の歯磨きの参考にしてください。
平日は20時・土曜は19時半・日曜は13時まで診療していますので、保護者の方のお仕事や、お子様の習い事など、ご予定に合わせて通院していただけます。