歯を守るための「予防ケア」
予防ケアにはさまざまなメリットがあります。このようなお悩みやご希望のある方は、一緒に予防ケアを始めてみませんか?
むし歯や歯周病を予防したい
何度もむし歯を繰り返す
生涯健康なお口の環境を保っていきたい
治療費を抑えたい
予防ケアとは、従来のむし歯になってから歯医者に行く治療ではなく、未然にむし歯や歯周病などのトラブルを防ぐための治療です。
予防ケアを積極的に行うことでお口の環境が改善され、むし歯や歯周病にかかりにくくなります。また、年に数回の定期検診を受けていれば、万が一むし歯が発生しても、歯へのダメージを最小限に抑えられ、結果的に治療に費やす時間も費用も節約できます。
生涯健康なお口の環境を維持できるよう、一緒に予防ケアに取り組みましょう。
患者さまに合わせた予防ケア
長期的にむし歯や歯周病を防ぐためには、患者さま一人ひとりのお口の環境に合わせた予防管理が必要です。
年齢、歯並び、全身状態、食生活、生活習慣などからお口の特性を見極めた、効果的な予防ケアをご提供しています。
年齢
歯を失う原因の第1位は、若者の場合はむし歯、55歳以上は歯周病です。(2018年に全国2,345の歯科医院で行われた全国抜歯原因調査結果)
むし歯も歯周病も初期症状が少ないため、早期発見・早期治療が大切です。
歯並び
歯並びが悪いと歯ブラシが届きにくく、磨き残しの歯垢(プラーク)によって、むし歯や歯周病の原因を作り出してしまいます。当院では、歯並びに合わせた歯磨きの方法をアドバイスしています。効率的な歯磨きが行えるようになることで、むし歯のリスクを下げることができます。
全身状態
歯周病は全身疾患と深い関わりがあります。動脈硬化、心臓病、糖尿病、骨粗しょう症、誤嚥性肺炎、低体重出産などの病気を誘発し、悪化させる原因にもなります。歯周病の予防・治療は、お口の中だけでなく、全身の健康を守ることにも繋がります。
食生活
だ液には抗菌作用や自浄作用などの働きがあり、むし歯や歯周病になりにくいお口の環境を整えてくれます。しかし、ファーストフードなどのやわらかい食べ物ばかりを好んでいると、噛む回数が減り、だ液の量も減少してしまいます。だ液のコントロールは、むし歯や歯周病の予防のひとつ。だ液の量が少ないと感じている方は、食生活を見直すとともに、だ液線のマッサージも取り入れましょう。
生活習慣
睡眠不足や疲労、ストレスは免疫力が低下することから、お口の健康にも悪い影響を与えます。また、糖分の取りすぎや間食は、むし歯や歯周病が発生しやすい環境を招いてしまいます。健康なお口の環境には、生活習慣を見直すことも大切です。
歯の予防法「クリーニング(PMTC)」
予防ケアの効果を発揮するには、歯科で行う「プロフェッショナルケア」と、ご自宅で行う「セルフケア」の両立が大切です。当院では、お口の予防管理のプロである歯科衛生士が丁寧にお口の中を清掃し、さらにご自宅でのセルフケアの質を高めるサポートを行います。
スケーリング
歯石や歯垢を専用の器械で丁寧に取り除きます。
歯石は歯ブラシでは取り除けないため、特別なトレーニングを受けた歯科医師・歯科衛生士によって除去します。
ポリッシング
専用の器具を使用して、歯の表面に付いている歯垢(バイオフィルム)を除去します。歯ブラシでは取り除けない、歯と歯の隙間や奥歯の汚れも除去できるので、お口の中がすっきりします。歯の表面のくすみがなくなり、本来の歯の白さが戻ります。
フッ素塗布
予防クリーニングの仕上げに、高濃度のフッ素を歯の表面に塗布します。フッ素には歯質を強くする効果があり、むし歯予防に期待できます。
※フッ素とは、お茶や魚介、果物などのさまざまな食品にも含まれているミネラルの一種です。市販の歯磨き粉の多くにもフッ素が配合されていますが、歯医者で取り扱うフッ素は市販のものよりも濃度が高く、高いむし歯予防効果が期待できます。
歯を予防するなら定期検診
健康なお口の環境を保つには、定期的な検診とメインテナンスが必要です。なぜなら、治療が終わっても、むし歯や歯周病が再発するリスクがあるからです。また、お口の変化やむし歯・歯周病の初期症状に気付きやすく、早めに対処できるので、大事に至ることはありません。
一般的には、3ヶ月〜半年に1回の定期検診をおすすめしています。また、歯周病リスクの高い方など、状態によっては月に1回の通院をお願いする場合もあります。
美容院やマッサージに通う感覚で、お気軽にお越しください。
その他、歯の予防について気になることがあれば、当院へお気軽にご相談ください。